今日の朝食、玄米、ささみの卵とじ、白菜の味噌汁、みかん

今日の朝食は、昨日の残りのささみ卵とじ。白菜の味噌汁。みかん。

いただきます!
昨日の夜の河口湖は、久しぶりの雨でした。今年はあまり雨が降ってなかったんだよね。下で降ってても、上に行くと止んでたりしたんだよね。うちの車、雨降ると調子が悪くなるから助かってたんだけど、昨日はちょっと心配でした。でも、ジェームステイラー聴いてたら忘れちゃったけどね。
これは、ジェームステイラーとキャロルキングのライブなんだけど、トルバドールリユニオンって邦題でDVD+CDが出てるんだけど、高いので買ってなかったんだよね。でも、昨日YouTubeで聴いたら、もうだめです。買うしかない。大好きな、アップオンザルーフも聴けなかったし。ごちそうさま !
でも、どこで売ってんだろ。静岡のCD屋は期待できない。

枯れ葉



冷たい風が、
アスファルトに落ちた
枯れ葉を追いたてる。

もうじき今年も、
終わろうとしている。

カラカラと、
乾いた音が、
この人通りの少ない通りの、
切り取られた青い空に、
よく響く。

見かけだけ穏やかで、
冷淡な時間は、
ゆっくりと、
しかし着実に、
仕事をこなす。

穏やかな日常は、
数え切れない哀しみの、
その堆積だ。

もうじき今年が終わる。

ひとの流した涙は、
どこへ行くのだろう。

風に追われた枯れ葉の
行き着く先か。




今日の一日が、もうすぐ終わろうとしている。



秋の陽はするすると落ちて、
あたりは最早すっかり暗い。
始まったばかりの一日が、
もうすぐ終わろうとしている。

北朝鮮は核実験を続けるだろうか。
いじめで自殺した中学生の魂は救われるのだろうか。
代理出産は受け入れられるだろうか。

多くの問題が、どんどん起こって、
社会はもうそのひとつひとつを
処理することが出来ない。

処理することが出来ないまま、
また次の問題が発生する。

次から次へと問題が生じ、
どんどん流れていく。

私はといえば、
自らの問題を処理できず、
呆然として、
訳もわからずうごきまわり、
疲れ果てている。

裏通りのはるか上空で、
エーテルの流れが、
じわり、じわりと進行していく。
日常が淡々と、巻き込まれていく。

虐待を受けた子どもの心は癒されるだろうか。
危篤の妊婦の受け入れを断る病院を病院と呼べるだろうか。
トルコで事故にあった日本人は大丈夫だろうか。

今日、お前は何をしたのか。
お前の義務を果たすことは出来たか。

今日の一日が、
もうすぐ終わろうとしている。

裏通りの狭い空も、今日は青くて高い。



裏通りの狭い空も、今日は青くて高い。

風がからりと吹いて、
雲を払う。
街は静かに、
その企みを進行させる。

表の通りでは、
名残の日傘が、
いったり来たりをする。
はしゃいだ自転車は
スピードを上げ、
街路樹は大きく背伸びをする。

ああ、良い日だ。
ここ、裏通りの狭い空も、
今日は青くて高い。

はめ込みパズルの
不完全と
縦横の電線に
制圧された空は、
永遠のかけらを見せる。

塵みたいな人間や
その付属物、
地上に存在するあらゆるものが
一瞬の早業で、
吸い込まれる。

あの青い空の彼方に、
全ての秘密は隠されている。
ずっと探し求めていた
秘密がきっとある。


私は恐れる、暗闇に潜む亡霊を。



私は恐れる、
暗闇に潜む亡霊を。

暗い窓ガラスに映る、
不気味な顔。
きしむ廊下に佇む、
青白い影。
あるいは、
背後にせまる、
何者かの気配。

闇にひそむ者たちを
私は恐れる。

そして、それらの本質は、
私の肉に染みついた、
憎しみ、欲望、
妬み、怒り、
そうしたものであることを、
私は知っている。

鏡が映す私の肉はどうだ。
その眼には、
憎悪の光が満ちているはずだ。
その口元は、
卑屈にゆがんでいるはずだ。
その額には、
背信の皺が刻まれているはずだ。

そして、その顔は、
孤独地獄に堕ちた亡霊の顔だ。
変わりようもない
私の顔だ。

彼岸花


photo by yoshihiro ohmura

彼岸花 

今日は空気も澄んで、
空には、吹き流された雲、
幾筋か広がり、
陽光は幾分その力を失い、
風が私に何かを伝えようとする。

足下には彼岸花のひと群、
業深き人間の血が、
暗き地中に凝縮されて、
昇華され、
根に染み通り、
維管束を登り、
花に至って赤く結晶している。

哀しみを含んだ風が、
花を揺らす。

コレガオマエカ
コレガオマエカ

コノヨニイキテ
モガクバカリノ
コレガオマエカ

風が花を揺らす。

ゆらゆら、ゆらゆらと
花は揺れるばかり。
 
兎も角も、
私は歩き出さねばならない。
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