青汁・遠藤語録(72)

 

 さて、この感染に対する抵抗力というのは、もちろん生まれついた性質にもよる。けれども、毎日毎日の生活のあり方、ことに食べ物飲み物の適否によって大きく左右され、よくもなれば悪くもなるのである。

 普通の風邪や流感は、感染力の強いウイルスが原因であるから、たいていの人は年に一度や二度かかるものだ。しかし、それでも特にかかりやすい人というのがいる。中には季節の変わり目とか、ちょっと気候の変動があったときに、すく調子が悪くなり、ほとんど年中風邪を引きっぱなしということもある。

 

 

 そういう人は多くの場合、ごちそう食いで甘い物好き、野菜嫌いであるようだ。ビタミン・ミネラルの不足から、ウイルスに対する抵抗力がなくなっているのだろう。しかしそれでも、青汁を熱心に飲みナッパをしっかり食べていれば、体質が改善され、風邪を引きにくい体になる。もちろん、青汁を飲んでいれは絶対に風邪を引かないということではないが、引く回数は確実に滅るし、引いても症状が軽くすむはずだ。
(遠藤仁郎著「もっと緑を!」より)

青汁・遠藤語録(71)

JUGEMテーマ:日記・一般


毎日の食生活を改善することが最良なのだが、仕事や勉強に追われて時間がなければ、なかなか難しいかもしれない。そこで、こういった人たちこそ青汁である。青汁を充分飲んで、少しでも栄養の完全化を図ってほしい。そうすれば、外食が多い毎日でも体力がついてきて、日常生活も快調になるだろう。
(遠藤仁郎著「もっと緑を!」より)

青汁・遠藤語録(70)

JUGEMテーマ:日記・一般
 

とかく男というのは、外食する際、まず腹いっぱいになることを優先させる。そのため、ごはんや麺類など、腹もちのよい糖質食が多くなりがちである。油物を好む人も多い。また、一番栄養があるのは肉類だと信じ込んでいるので、食事も肉食が中心となり野菜はほんの申し訳程度か、あるいは、ほとんどとらないことになる。
 しかし、糖質食や油物、肉食中心の食事の害は、これまでにも述べたとおり“血のにごり”を招く。ビタミン ミネラルが不足するため、疲れやすくなり、イライラするようにもなる。また、たくさん食べているわりには頑張りがきかないし、抵抗力もなくなって病気がちとなり、しだいに故障が多くなっていく。
(遠藤仁郎著「もっと緑を!」より)

青汁・遠藤語録(69)



栄養失調といえば、戦中・戦後の一時期を除いて、もうすでになくなったと思っている人が多いと思う。しかし、飽食時代といわれる現在の日本でも、栄養失調予備軍はおおぜいいるのである。
 その多くはひとり暮らしの若い人々だ。特に男性の場合は、かなり危険度が高い。また独身男性のみならず、単身赴任を余儀なくされている既婚男性も、栄養失調になる可能性がおおいにある。なせかというと、自炊するのをおっくうがって、どうしても外食中心の食生活となるからである。
(遠藤仁郎著「もっと緑を!」より)

青汁・遠藤語録(68)



 野菜嫌いの子どもでも、青汁を飲み始めると好き嫌いがなくなり、肉類や菓子をたいして欲しがらなくなるようだ。顔色がよくなり、体重が増え、胸囲が発達し、いわゆる固太りのがっしりした体つきになってくる。
青汁は最初は飲みにくいかもしれないが、牛乳や果物のジュースと混ぜり、ハチミツなどの甘みで飲みやすくして、だんだん慣らしていくとよい。ある程度慣れれば、何も入れなくても飲めるようになる。そうすれはやがて、気づかないうちに、野菜も食べられるようになるだろう。
(遠藤仁郎著「もっと緑を!」より)

青汁・遠藤語録(67)



偏食というのは、本来は特定のものしか食べないということだが、実際にはその大半が“野菜嫌い”の症状を示しているようだ。
 野菜嫌いの原因としては、生まれや育ち、子どものときのしつけなど、いろいろなことが考えられる。しかしよくよく研究してみると、野菜を食べないために体の調子が悪く食欲がない、食欲がないためについ口当たりのよい肉類とか甘いものばかりを食べる、という悪循環なのが本当のところであるらしい。
 したがって、まず青汁によってビタミン・ミネラルを充分に補給し、体の調子を整えることが先決である。体の調子がよくなってくれば、食欲が出てくる。そうすれば、ナッパでも果物でもどんどん食べられるようになる。また、味を濃くして無理に食欲をわかせることが必要でなくなるため、薄味の料理を好むようになる。
(遠藤仁郎著「もっと緑を!」より)

青汁・遠藤語録(66)



美しさの要素は、均整のとれた五体―骨組み・筋肉・皮下脂肪―と、皮膚・髪・爪・目・歯のつややかさである。骨組みの発達には、ミネラルを豊富にかつバランスよくとること。また、これらの吸収利用に欠かせないビタミンも充分とることが必要だ。さらに、筋肉と皮下脂肪の発達には、そのほかにタンパク質と熱量がなければならない。このような完全栄養をとるとともに、適度な運動と鍛錬をして初めて、均整のとれたスマートな体型が約束される。

 したがって、精製した穀物や菓子は滅らし、酒・タバコをやめ、料理の味を薄くし、緑葉食 青汁を中心にバランスのとれた食生活を送るようにすれば、だれでも顔の造作などに関係ない本物の健康美か得られるのである。
(遠藤仁郎著「もっと緑を!」より)

青汁・遠藤語録(65)



このごろの若い女性は、昔から見ればはるかに美しくなった。手足が長く、服装はあでやかで、化粧も大変上手である。しかし、年ごろの娘が化粧をしなければならないということじたい、すでに不健康の証拠ではないだろうか。私は、健康美ほど美しいものはないと思う。そしてこの健康美は、完全な栄養と適度な運動と鍛錬によってのみ得られるのだ。
(遠藤仁郎著「もっと緑を!」より)

青汁・遠藤語録(64)



また青汁は、くちびるの荒れにも効果がある。カサカサになったくちびるは、なめるとますます乾いてひひ割れしてしまうが、この原因は主にビタミンB群、ことにB2の不足にあるようだ。したがって、くちびるの荒れに悩んでいる人は、食生活全体をあらためるとともに、ビタミンB2豊富な青汁をたくさん飲むことである。
(遠藤仁郎著「もっと緑を!」より)

青汁・遠藤語録(63)


そのほか美容に関する効果では、青春のシンボルといわれるニキヒが少なくなる。ニキビの原因は皮脂の過剰分泌のほか、アクネ菌、活性酸素などいろいろ難しいことがいわれているが、私は糖分や精製した穀類のとりすぎが関係していると思う。これらを減らして、ナッパを多く食べ、青汁を飲むようにすれば、ニキビは自然と消えていく。若い女性たちが“青汁党”になる一番の理由は、ここにあるようだ。また男性でも、頭髪の中やあごひげのあたりなとに吹き出物がてきることがあるが、これも緑葉食・青汁で改善される。
(遠藤仁郎著「もっと緑を!」より)

遠藤・青汁語録(62)



 白髪が減ったとか、抜け毛がおさまったとかいう報告も以前あった。ハゲにも効くという。ちなみに私の頭は若ハゲで、三十代からもう後退し始めた。父方の祖父がこうだったらしく、従兄弟仲間にも私のような頭が多くいるところを見ると、どうも遺伝的なものらしい。ともかくよくハゲている。もっと早くから青汁を始めていたら、あるいはこれほどにならずにすんだかもしれないと思うと、少々残念だ。しかし、青汁以前に比べたなら、わずかに残った髪が少しずつ増えているようにも見える。もちろん、写真でわかるほどではないし、欲目かもしれない。まあ、ハゲに悪人なしなどという功徳もあるから、あまり気に留めることも卑下することもないが。
(遠藤仁郎著「もっと緑を!」より)

遠藤・青汁語録(61)



ナッパを充分に食べ、青汁を飲み出すと、しだいに血色がよくなってくる。肌につやが出て、しっとりときめ細かい、いわゆる“もち肌”に近づく。青汁を始めた人に、「一カ月経ったら、鏡を見てこらんなさい」と私がいうのは、このため。髪のつや、爪の色などもよくなる。これらはすべて、緑葉食 青汁により“血のにごり”がなくなって、血行が促進されるためと思われる。
(遠藤仁郎著「もっと緑を!」より)

青汁・遠藤語録(59)



実際、大人でも青汁を始めてしばらくすると、食べ物に対する嗜好が変わってくる。白米より玄米、麦、マメ、イモなどが好ましくなり、内臓や小魚などの味わいがわかるようになる。また、薄味が好みになり、菓子や酒、タバコもさほど欲しくなくなるようだ。ひと言でいえば、“栄養の完全化・安全化・自然化”の方向へ向いた嗜好に変わっていくわけである。
(遠藤仁郎著「もっと緑を!」より)

青汁・遠藤語録(58)



母乳で育てている母親が完全食をとるようつとめることはいうまてもないが、そのうえでぜひ、赤ちゃんにも青汁を飲ませることをすすめる。発育がよくなり、めったに病気もしなくなる。よく眠るので、機嫌もよくくずることが少なくなる。夜泣きの回数も減るようだ。
いままでの経験では生後一カ月前後からでが、分量に注意すれば、もっと早くても差し支えない。初めはほんのわずかなめさせる程度にし、一、二CCくらいから与える。大きくなったら、もっと多くしてよい。ただし与える際に、砂糖やその他の甘みは加えないように。なるべくおなかをすかしているときに与えると、喜んで飲んでくれる。
(遠藤仁郎著「もっと緑を!」より)

青汁・遠藤語録(57)



 ときどき、赤ちゃんに青汁を飲ませてよいか、ときかれる。もちろんかまわない。いやむしろ、なるべく早く飲ませてほしい。まだうまいもまずいもわからない乳飲み児のうちから、この味に慣れさせておくことが肝心だからだ。
(遠藤仁郎著「もっと緑を!」より)

青汁・遠藤語録(56)



青汁を飲んでいると…

 また次に、暑がり寒がりがなくなる。夏の暑さはよほどしのぎやすくなるし、偏食による血のにごりが滅るため血行がよくなるから、手足の冷えも取れてくる。つまり、食べ方さえ正しければ、夏も冬もなく、いつも快適な毎日が送れるのである。真の健康とは、気候や天候などに左右されるものでないことが、青汁を飲んでいるとはっきりわかるような気がする。
 このほか、体臭や口臭が減る(葉緑素の効き目と思われる)、乗り物酔いしにくくなる、赤ちゃんを産んだ後の母乳の出がよくなる、といった例もたくさんある。いずれも、体の状態が正常に近づいたあかしであろう。
 ともかく、本物の健康はこの完全栄養によって得られ、長生きもできるのである。
(遠藤仁郎著「もっと緑を!」より)

青汁・遠藤語録(55)



青汁を飲んでいると…
 次に、気分が落ち着いてくる。これは青汁に含まれたカルシウムによる効果であろう。カルシウムには、神経の興奮性をやわらげる働きがある。広い原っぱに寝そべって静かに草を食んでいる、牛の姿を思い起こしてほしい。ナッパ・青汁をやっていると、牛のように泰然として物に動じなくなり、おっとりと平和な心持ちに近づいていくのかもしれない。
 青汁を充分とれば、体に充分な量のカルシウムが供給されるため、イライラして仕事にも勉強にも身が入らない、というようなことがなくなる。私自身、昔はずいぶん神経質でかんしゃく持ちだったのだが、青汁を飲み出してから、かんしゃくがよほど減った。気分が落ち着くせいか、よく眠れるようにもなる。ぐっすり敦睡できるため、たとえ睡眠時間が短くても元気でいられるようだ。(監修者注 睡眠については現在、青汁のメラトニン効果が確認されています。人間を含めたすべての生物は、一日の生体リズムにもとづいて活動していますが、この生体リズムを整えるのがメラトニンというホルモンです。青汁の材料であるケールには、メラトニンが豊富に含まれているため、飲むと覚醒・睡眠のリズムが自然な形に整えられるのです) また、青汁を飲み出して多くの人が気づくのは、疲労を感じにくくなること。陽気のよい時分にはあまり目立ってわからないと思うが、初夏から真夏にかけての、特に午後、仕事をしている際にちょっと気をつけてみればわかるだろう。普通はさっぱり能率が上がらない時間帯なのに、青汁を始めると、真夏の昼食後にもだらけたりせず、楽しく仕事ができるはずだ。だから忙しい人、疲れやすい人には、特に青汁をすすめたい。
(遠藤仁郎著「もっと緑を!」より)

青汁・遠藤語録(54)



青汁を飲んでいると…
 次に、排泄が盛んになる。生野菜や果物はどれも利尿作用を持つが、青汁もしかり。飲む量が多いせいもあろうが、尿の回数がかなり増える。心配する必要はないけれども、夜中に頻繁に尿意を催した場合、小さい子ならおねしょの不安があるし、老人にはトイレ通いが不便かもしれない。そんなときには、なるべく午前中に飲むようにし、夕方以降は控えたほうが賢明だろう。
 また多くの場合、お通じもよくなる。便秘の原因としては食物繊維の不足、腸管の運動不全などが挙げられるが、これはたいてい、肉や糖分や精製した穀類のとりすぎから起こる。したがって、青汁を飲むだけでほとんどは、お通じがよくなるわけだ。急に大量に飲んだ場合、まれに下痢する人もいるが、通じ方が強くあらわれたというだけだから、まったく問題ない。
 また、これもまれなケースだが、青汁によって消化がよくなりすぎたため、逆に便秘してしまう人もいる。こうした事態を避けるためには、青葉をすりつぶしてそのままを食べるとよい。そのほか、繊維分の多いイモ・マメ・生ナッパを多くとることや、腹筋の運動を充分にやることも大切。そうすれは毎日、スッキリと通じて気持ちよく過ごすことができるようになる。
(遠藤仁郎著「もっと緑を!」より)

青汁・遠藤語録(53)



青汁を飲んでいると……
 では青汁を飲んでいると、実際どうなるのか。どんな効用かあるのか。その具体的な例をいくつか挙げてみよう。
 まずは、食欲が増す。何を食べてもおいしい。ごちそうはもちろんだが、味のついてないような料理でも、けっこうおいしく食べられるようになる。
 そして、食べ物の好き嫌いもなくなる。偏食で弱かった子ともが、学校で青汁を飲み出してからおやつに不平をいわなくなり、なんでも食べるようになってめきめき丈夫になった、という例は少なくない。四季を通していつも食が進むので、夏バテしないばかりか、夏の間もぐんぐん体重が増えていく。
 だから痩せている人は太るわけだが、かといって大りすぎることは絶対にない。また太った人は、緑葉食なら腹いっぱい食べていても、しだいに痩せてくる。つまり、その人の適正体重で止まるということだ。(監修者注 これにより、生活習慣病の予備軍となること回避できるでしょう)しかも、体力はかえって強くなる。不完全な食事に戻ったりしなければ、リバウンドなど起こらない。とても安全 安価で確実なダイエット法なのである。
(遠藤仁郎著「もっと緑を!」より)

青汁・遠藤語録(52)



ナッパ・青汁は病気にもよい。どうかすると、現代医学が手こずるような難病でさえ、冶ることがある。これも毒消し効果のあらわれといってよいだろう。というのは、どんな病気もそのもとは、不自然・不合理な生活と食の誤りによる血のにごりおよびそれによる中毒にあるからだ。ナッパ・青汁はその毒を消し、血をきれいにし、体中のはたらきをよくして生命力を盛り上げ、病気に対する抵抗力を高めるのである。
(遠藤仁郎著「もっと緑を!」より)

青汁・遠藤語録(51)



私が実際に経験したところでは、肺結核の新薬の副作用がひどいと困り果てていた人が、青汁を飲み出してから少しも障らなくなった。抗ガン剤や放射線治療の副作用が軽くすんだという話も、あちこちで聞いている。これらはいずれも、青汁の毒消し効果と思われる。
 手近なところでは、酒。これの毒も確かに消える。酔わないし、早く醒める。また悪酔いも二日酔いもしない。肝臓の働きがよくなるので、アルコールの分解が進むためであろう。タハコの害も、どうやらいくらかは減るらしい。飲んべえやタバコのみには、ありがたい話だ。
(遠藤仁郎著「もっと緑を!」より)

青汁・遠藤語録(50)



 白米・肉・魚介類・砂糖などカロリーの高い食べ物は、いわゆる滋養豊富な栄養価の高いものとされている。しかしこれらは、糖質・脂質・タンパク質に富んではいても、ミネラルが少ない酸性食品である。そこでこれらが過ぎると血は酸性に傾き、“血のにごり”を招くという話は前にした。それだけても体のためにはよくないが、そのうえビタミンも充分でないため、カロリー源の代謝がうまくいかず、中間の有害産物ができる。そしてさらに血がにごる。
(遠藤仁郎著「もっと緑を!」より)

青汁・遠藤語録(49)



飲み始めたなら、ともかく根気よく続けること。薬のように早急に効果が出る代物ではない。一ヶ月、三ヵ月…またまだ。半年、一年…もっともっと。なおも二年、三年とねばっているうちに、体質も変わってくるとみえ、ときには思いもかけない効果があらわれるのだ。一時的では意味がない。青汁は、生涯ずっと続けるべきものなのである。
 何ごとも、継続は力なり。阿呆のひとつ覚えでも、信念を持って続けていれば、やがてはその効用が世間の認めるところとなる。
(遠藤仁郎著「もっと緑を!」より)

青汁・遠藤語録(48)



青汁を飲み始めた人から、どれくらいで効き目があらわれるか、いつまで飲めばいいのか、とよくきかれる。
 最初の質問だが、これは人によるのでなんともいえない。ほとんど即座といっていいほど早く反応があらわれる人もいれば、長い間飲んでもいっこうに効き目がないという人もいる。ただしこれは決して、青汁の効果がないわけでなく、たいていはほかの食べ物がデタラメなのである。ためしに青汁を飲むのをやめてみるといい。そうすれば、何かしら思いあたることがあるはずだ。
 次の質問には、「ともかく一週間は続けてみてください。そして、一ヵ月経ったら、鏡を見てごらんなさい」と答えている。きっと何らかの変化に気づくであろう。
(遠藤仁郎著「もっと緑を!」より)

青汁・遠藤語録(47)



人為的なものいっさいを捨て、あらゆる点で合理的な人間本来の自然生活に
徹したならば、体のすべての働きは正常に整い、体力・自然治癒力は最高最良の状態に保たれるにちがいない。おのずと神通力も発揮できよう。
 ということは、私のいうナッパ・青汁も、いわば仙人食のようなものではないか。人智の及ばぬ神通力を生み出す源というのであれば、あたら信心めいてくるのもやむを得まい。どうかご容赦いただきたいところである。
(遠藤仁郎著「もっと緑を!」より)

青汁・遠藤語録(46)



 仙人の教え(仙道)について書いた『仙語録』なる書に、著者・玄道子の「冬季における一日の大筋」という項があるが、そこには、<食は暮れの六時に一回、門生持参の生野草(冬はハコベラ)と、長命の四果(松の実・クルミ・ハシバミ・カヤの実)をとり、穀類は、時に巨勝(ゴマ)を服するため麦粉を若干。あとは仙人茶を喫するだけで、十八時間働き続け、睡眠は六時間である>と書かれている。このほか、仙道の原典などを見てみると、どうやら仙人食の特徴は純菜食であるらしい。野草や木の実、ゴマや大豆なとが主食となっており、それらすべてが山野自生のものか、あるいはみずからの手で作ったもののようだ。つまり、自然・安全な食事である。
(遠藤仁郎著「もっと緑を!」より)

青汁・遠藤語録(46)



 仙人の教え(仙道)について書いた『仙語録』なる書に、著者・玄道子の「冬季における一日の大筋」という項があるが、そこには、<食は暮れの六時に一回、門生持参の生野草(冬はハコベラ)と、長命の四果(松の実・クルミ・ハシバミ・カヤの実)をとり、穀類は、時に巨勝(ゴマ)を服するため麦粉を若干。あとは仙人茶を喫するだけで、十八時間働き続け、睡眠は六時間である>
 と書かれている。このほか、仙道の原典などを見てみると、どうやら仙人食の特徴は純菜食であるらしい。野草や木の実、ゴマや大豆なとが主食となっており、それらすべてが山野自生のものか、あるいはみずからの手で作ったもののようだ。つまり、自然・安全な食事である。
(遠藤仁郎著「もっと緑を!」より)

青汁・遠藤語録(45)



 私たちの体同様、青葉はひとつの工場である。しかも、複雑きわまる生化学工場だ。花が咲く、実を桔ぶ−食べ物や薬、木材や繊維、あるいは毒物など、ここでは植物界のあらゆるものが作られている。しかも、それに要する動力は太陽。材料は大地、水、空気のほか何もない。それにもまして驚くべきことは、これほど膨大な作業がおこなわれているにもかかわらず、廃棄物がない。まことに巧妙精緻、神業というほかない。ただただ驚嘆するのみだが、この不可思議な自然の働きにあずかっているのが、葉の中に合まれるビタミン・ミネラルなのだ。
(遠藤仁郎著「もっと緑を!」より)

青汁・遠藤語録(43)



長生きできるかどうかは、たしかに一つには生まれつきによるだろう。けれども、頑健そのものといったた生まれでも、扱い方がよくなけれは、体は早くだめになる。反対に、たとえ生まれつきはひ弱くとも、扱い方しだいでは長持ちさせることができる。この“扱い方”には、もとより人生諸般のあらゆることがらが関係するわけだが、中でもおそらくもっとも大きい影響を持っているのは、毎日の食べ物飲み物に相違あるまい。
 肉食でなく、緑葉食。美食でなく、粗食少食。ナッパ 青汁を続けることこそが、健康長寿の秘訣にほかならない。私は心からそう信じている。
(遠藤仁郎著「もっと緑を!」より)

青汁・遠藤語録(42)



 肉食といえば、通常は穀物食に肉類を多く添えることを意味する。そして、牛や豚や鳥や魚などの切り身をとるであろう。筋肉だけを食べ、ほかの部分はあまり食べないというやり方である。これだとタンパク質や脂肪はたっぷりあるが、その体内処理(代謝)に必要なミネラルやビタミンは、ほとんど含まれない。つまり、"血のにごり”を招きやすい不完全な食事だ。
(遠藤仁郎著「もっと緑を!」より)